花粉症の症状~対策・期間・メカニズム② 花粉に負けないで!!
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花粉症のメカニズム
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そもそも花粉症とはどのような原因で発症して、どのような症状を引き起こすのでしょうか。
花粉症の原因
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花粉症は花粉に対するアレルギー反応が発生する病気です。
花粉が体内に入ると、免疫機能によって体内に受け入れられるかどうかを判断されます。
それが異物として判断された場合に、花粉を攻撃する抗体が作られ、花粉を体外に追い出そうとします。
この抗体の働きがアレルギー反応です。
抗体が花粉を体外へ追い出そうとする動きが、くしゃみや鼻水などの症状となって現れます。
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アレルゲン(アレルギーの原因)となる花粉の種類は、日本国内では約60種類にも及ぶようです。
地域や季節によって飛散する花粉の種類も異なるので、人によって症状がでる花粉の種類も異なってきます。
アレルゲンとなる最も有名な花粉がスギですね。
花粉症の季節といえば2~4月と認識されてる人も多いと思います。
この時期に主に飛散しています。
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目がかゆくなったり、充血するのも花粉症の症状です。
アレルゲンである花粉が目の粘膜付着すると、体内に抗体が作られマスト細胞という細胞に結合します。
その後再びアレルゲンが侵入すると、マスト細胞からアレルギー誘発物質(ヒスタミン)が放出されることにより、目の神経や血管を刺激して、目の諸症状が発症します。
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季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)
鼻炎を引き起こす花粉は一年中飛んでおり、スギやヒノキのほかに、初夏のシラカンバ、秋のブタクサやカナムグラなど地域や季節によって異なります。
通年性アレルギー性鼻炎
季節と関係なく年中続くアレルギー性鼻炎です。
主な原因としてハウスダストやダニがあげられます。
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花粉症になる人は?
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一般的に食生活の変化がアレルギー体質になりやすい原因だと言われています。
花粉症は免疫機能の異常で発生するので、免疫機能を正常に働かせれば、アレルギー症状を抑えらます。
免疫機能をつかさどる免疫細胞の約60%が腸に集中しているので、腸の環境を整えることが免疫機能を正常に働かせることにつながります。
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花粉症にいいとされる食べ物
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ここで取り上げられるのがヨーグルトやチーズ、納豆などの乳酸菌です。
乳酸菌は腸内環境を整える働きと、免疫細胞のバランスを整える働きがあるのでもってこいです。
また、食物繊維も良いとされてます。
アレルギーを緩和するためには、腸内に住む「善玉菌」を増やすことが大切です。
善玉菌は、食物繊維をエサに生活しています。
つまり、腸内の善玉菌を増やすには食物繊維が必要ということです。
ニンジンやれんこんなどの根菜や、ワカメなどの海藻をバランス良くとることで、アレルギー緩和につながります。
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どれだけ意識して乳酸菌や食物繊維をとっていても、それを大きく上回る量の脂質をとってしまっては、せっかくの善玉菌を減らしてしまいます。
脂質は、善玉菌を減らし悪玉菌を腸内に増やしてしまうのでとりすぎには注意しないといけません。
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またアルコールも控えめにした方が良いでしょう。
アルコールを分解するときに発生するアセドアルデヒドは、アレルギー症状のもとになるヒスタミンの発生を促進してしまいます。
同様にタバコもアレルギー症状を悪化させる要因の一つです。
タバコの煙が鼻の粘膜を刺激して、鼻の症状を悪化させます。
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花粉症は日本人の25%が発症している国民病で、一度発症すると完治するのは難しいといわれています。
去年までなんともなかった人が急に発症することも十分にありえます。
しかし、花粉症の最盛期にしっかりとした予防、対策をすることで、症状を緩和させることは十分に可能です。