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国勢調査とは 提出方法や疑問を簡単に解説 インターネット回答が便利

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2020年9月16日に菅内閣が発足しましたが、ご自宅に国勢調査なる封筒が届いたのではないでしょうか。

国勢調査を知らない方にとっては不明な点が多いと思います。「国勢調査とは何を調べるの?」「無理に回答しなくてもいいの?」と疑問を持たれる方も中にはいると思います。

そんな国勢調査について簡単に説明していきます。

 

国勢調査とは



5年に一度の最も重要な統計調査で、「日本に住む人や世帯」について知ることで、生活環境の改善や防災計画など、私たちの生活に欠かせない様々な施策に役立てられる大切な調査です。

外国人の方も対象で、全ての世帯に回答する義務があります。

ちなみに第1回調査は大正9年に行われ、今回の調査は21回目にあたり、実施100年の節目を迎えます。


何を調べるの?



世帯別の氏名、男女の別、出生の年月、就業状態、従業地または通学地、世帯員の数、住居の種類、住宅の建て方などの項目を調べます。


何がわかるの?



住民票などの届出に関係なく、10月1日午前零時現在、ふだん住んでいる場所で調査するので、日本の人口や世帯の実態がわかります。


どのようなことに役立っているの?



国勢調査から得られる様々な統計は、国や地方公共団体の政治・行政において利用されることはもとより、民間企業や研究機関でも広く利用され、そのような利用を通じて国民生活に役立てられています。


行政上の施策への利用ー少子・高齢化対策、防災対策、雇用対策のための基礎資料

各種法令に基づく利用ー衆議院議員選挙区の改定、地方交付税の算定のための基礎資料

学術研究などへの利用ー将来人口・世帯数の推計のための基礎資料




国勢調査の疑問

👆マイナンバー(個人番号)があるので、国勢調査は必要ないのでは?


マイナンバーは法律で定められた範囲以外での利用・提供が禁止されているので、社会保障・税・災害対策の行政手続きに限り利用が認められています。ゆえに国勢調査では利用することができません。

また、マイナンバーは住民基本台帳(住民票)のデータに番号が割り振られることから、限られた人口の属性しか得られません。地域の振興計画や街づくり、福祉対策などの各種の行政施策の基礎資料としては、男女、年齢別、従業地・通学地などの様々な統計を要するため、国勢調査が必要なのです。


👆住民基本台帳の人口と国勢調査の人口が異なっているのはなぜ?


大都市で若い年齢の人口が住民基本台帳国勢調査とでは大きな差があります。

これは、住民基本台帳で、住所変更をせずに転居する人がいるため、住民票の届出場所と実際に住んでいる場所が一致しない場合があるからです

ほかにも、長期の海外渡航者でも住民票を残している場合があったりと、住民基本台帳だけでは情報にズレが生じることもあります。

地域の行政を適切に進めるためには、その地域に実際に住んでいる人・世帯についての資料が必要となります。


👆回答したくない項目がある場合は記入しなくてもよい?


国勢調査の調査項目は、日本国の人口・世帯の実態を把握するために必要不可欠なものであります。

そのため統計法によって調査対象者に回答していただく義務(報告義務)を課して行っているものです(統計法第13条)。

報告を拒んだり虚偽の報告をしたりした場合の罰則も規定されています(統計法第61条第1号)。

国勢調査は、統計法によって調査票の記入内容は厳重に保護されますので、心配なく提出できます。


国勢調査提出方法、期限

 

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調査の期日は、令和2年(2020年)10月1日現在です。


回答方法は、調査票での回答とインターネットでの回答の2択です。


調査票(紙)での回答期間:令和2年10月1日(木)から10月7日(水)まで

インターネット回答期間:令和2年9月14日(月)から10月7日(水)まで



調査書類は、9月14日から調査員がお宅を訪問して郵便受けに入れるなどして配っています。


総務省は、新型コロナウイルス感染防止のために、「できる限りインターネットでの回答をお願いします」と呼びかけています

インターネットで回答していただいた世帯は、紙の調査票の提出は不要ですので、他に使われないように廃棄しましょう。


なお、10月7日(水)までに回答が確認できない場合は、調査員が回答のお願いにきます。

地域によって調査員による調査票の回収は、役所に連絡を入れなければならない地域もあります。

おわりに


国勢調査について簡単にまとめてみましたが、より良い街づくりのために必要な調査なのですね。

コロナ禍中ということもありオンライン回答方法あるので、調査票に記入するのが苦手な方や面倒な方は是非インターネットを活用しましょう。

私もインターネットで回答しましたが、ほんの5分程ですべて回答し終えました

回答期間が始まっていることもありインターネットでの回答方法がおススメです。




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