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スーパー積乱雲ことスーパーセルとは?ゲリラ豪雨の正体

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雨ですね。。。
今日の朝方は降っていなかったのに昼前ぐらいから降り出して夕方には大雨☔☔☔
気分的にもやっぱり晴れてほしいですよね😢

せっかくなので雨を降らす雲について書いてみようと思います。

雲と雨雲の違い


雨を降らす雨雲ですが、雲が水蒸気をたくさん含み過ぎて地上に落ちてきている状態です。太陽の光が通りにくく薄黒く見えます。通常の雲は大気中の水蒸気がかたまってできたモノで上昇気流によって押し上げられています。上昇気流でも押し上げられない量の水蒸気が集まってくると、雨となって地上に降ってきます。
この時、空気が冷たいととして降ってきたり、雨と雪の間のみぞれとなって降ってくることもあります。
雨を降らせない雲は水蒸気をあまり含んでいないので軽く、雨雲より上空に位置しています。白っぽい色をしていて、太陽の光も遮断することないです。

地上から見上げる雲は綿アメのようにフワフワしていて掴めそうですが、実は『水蒸気の塊』なんですね。
黒い雲は雨雲、白い雲は晴れ雲と非常に分かりやすいです。

積乱雲とは?

 
積乱雲という雲を見たことがあるでしょうか?
夏ですね。雷がよく鳴る季節です。
その積乱雲はどのようにして生まれるのでしょうか?

積乱雲は、地表付近の高温の空気と上空の低温の空気との温度差が大きくなると大気が不安定になり発生します。
要するに、地表付近の高温の空気が上昇して、大気の不安定さが解消される過程で生まれるのです。主には上昇気流が原因となります。
太陽から受けるエネルギーの量が特に多い夏場に、地表付近と上空の温度差が大きくなりやすく、結果積乱雲が発生しやすいのです。

積乱雲の雲底から雲頂の高さは10キロメートルを超え、時には成層圏まで達することもあるようです。とてつもなく大きい!!🌩
雲の輪郭がハッキリしていて、雲頂部は反射率の高い氷の粒(氷晶)でできていることが多いので、太陽光を反射して明るく見えることが多いです。
反面、背の高い雲であるので雲底はとても暗いです。
通常の雨雲と比べて積乱雲の降水量は格段に高く、短時間で大量の雨を降らせます。
夏場の夕立ゲリラ豪雨ですね⛈⛈
また、積乱雲は対流雲であるため気流も激しく、雲の中で雲を構成する粒子が衝突して静電気が発生し、高電圧にまで帯電すると雲の内外で空中放電が発生します。
です。
たまに中が光っている積乱雲を見ることがあると思いますが、あれは放電が内部だけに留まっている状態で雲内放電といいます。

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スーパーセルとは?

 

1つの積乱雲はシングルセル(1つの細胞)と呼ばれ、さらに巨大化した積乱雲のことはスーパーセル(巨大な細胞)と呼ばれます。
大気が不安定な状態で積乱雲が鉛直(垂直)方向に組織化される際に、風が吹いて上昇気流と下降気流がうまく分離されると、雲が勢いを増して発達してスーパーセルになるといわれています。
大気の不安定さが解消されることなく勢いを増したスーパーセルの水平方向の広がりは、10数キロメートル程度のシングルセルの2,3倍にも及びます。
また、スーパーセルの寿命は長く、シングルセルが10分ほどで消失するのに対して、数時間もの間消えることはありません。
年々ヒートアイランド化してきている日本。スーパーセルと出くわす可能性は大いにあります。

入道雲

 

入道雲という言葉もよく使われますが、入道雲とどんな雲なのでしょう?

入道雲とは、積乱雲の日本での別名です。あだ名のようなものですね。
積乱雲を見た人が、入道(力持ちのお坊さん)に姿が似ていると言ったことで入道雲と名付けられました。
正確には、雄大積雲(ゆうだいせきうん)といい、積乱雲の子どもの雲です。

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 雨を降らす雲⛈
雲の色や大きさでどのような雲なのかが分かれば、天気も把握しやすいのではないでしょうか?
ゲリラ豪雨には気をつけましょう


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