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屋内喫煙スペースの閉鎖 新型コロナクラスター発生懸念

3月29日 志村けんさん死去という驚きのニュースが飛び込んできました。
有名人で新型コロナウイルス肺炎で亡くなったのは志村さんが最初です。
コメディアンの志村けんさんを知らないのは幼児ぐらいではないでしょうか?

そんな志村けんさんは超ヘビースモーカーだったみたいです。多い時期では「一日3箱吸っていた」ということです。
新型コロナ肺炎が悪化する可能性が高いのは喫煙者だという報道を受けた喫煙者は、続々と禁煙宣言をしているようです。

屋内喫煙スペースの閉鎖


新型コロナウイルスのデータの蓄積を進めているEUの機関、ECDC=『ヨーロッパ疾病予防管理センター』が、喫煙者が新型コロナウイルスに感染した場合、重症化するリスクが高いとする研究結果を発表しました。

その理由として、体内に取り込まれたウイルスが細胞に感染する際に必要とする酵素が、喫煙によって肺の中で活性化しやすいとの見方を示しています。

また喫煙者が利用する屋内喫煙スペースが「最も感染拡大のリスクを高める環境」として閉鎖を表明するオフィスビルや商業施設が相次いでいます。

その理由として、①喚起の悪い密閉空間、②人が密集している、③近距離での会話や発声が行われる、という感染リスクが高まる条件が揃っているからだといいます。
そのため、不特定多数の人が利用する喫煙スペースでは、クラスターが発生する可能性が非常に高いといわれています。

感染予防において、手洗いが推奨されていますが、喫煙行為は手を口に持ってくる動作であり、もし手にウイルスが付着していた場合、感染するリスクが非常に高まってしまいます。

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喫煙期間が長いと肺の機能は低下してしまう?

 

長期間タバコを吸い続けると、当然にして肺機能は低下していきます。
弱った肺は従来の肺の機能をすることが困難になり、ちょっとした動作でもすぐに息切れを起こすようになったりします。
ヘビースモカーの高齢者が新型コロナウイルスに感染すると、従来の肺の機能がなされていないため、あっという間に呼吸困難になる可能性が高いと考えられています。

4月から屋内喫煙は原則禁止に!


2020年4月に「改正健康増進法」が施行
されます。大きな目的としては受動喫煙の防止」です。 
2018年に成立して今回の法改正でより厳格なものとなっての施行となります。
これによって、室内での喫煙は原則禁止となります。喫煙者にとってはダメ押しともいえる法令ですね。
これまで吸えていたパチンコ店や飲食店なども、4月を境に喫煙できなくなります。

屋外を含めた施設全体を禁煙とすることを求められるのは、学校・病院・児童福祉施設・行政機関などで、違反すると施設管理者が責任を問われます。喫煙者はもちろん非喫煙者も法令がどのようなものになったのかを理解しておく必要があります。

この法令施行にともなって大きな変化を求められそうなのが、飲食店です。
これまで飲食店での喫煙は施設の管理者の権限に委ねられていました。
が、4月からは飲食店でタバコを吸うもしくは吸わせることは「違法」となるのです。

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ただし、完全に喫煙禁止になったわけではありません。
喫煙を目的とするタバコ販売所シガーバー公衆喫煙室などは受動喫煙防止の構造設備基準に適合していれば、喫煙が許可されます

また喫煙室を設けることは許可されていますが、その喫煙室を設置するのが難しい小規模の飲食店も例外となります。
2020年4月1日時点で営業中であること、資本金が5000万以下で客席面積が100平方メートル以下であることが基準となります。

喫煙者はどうすべきなのか?


 とはいえ、喫煙自体が完全に禁止になったわけではありません。
今まで利用していた喫煙室には、大きく分類して4種類の喫煙室があり、それぞれに適合する施設や許可されていることが異なっています。
その新しいルールを守れば喫煙することは十分可能です。

終わりに

 

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新型コロナウイルスが全世界のいたる所で猛威を振るっています。
国内でも新たな規制勧告が発令されるかもしれません。
予防策である手洗いはきっちり行って、外出時も予防に努めてください。

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