朝食に摂りたい食材 最強朝ごはん!
朝ご飯を食べると健康にいい、とどこかで聞いたことがある人も多いと思います。
しかし、耳にしたことがあるだけで効果をハッキリと説明することは難しいのではないでしょうか?
朝ご飯にはどんなメリットがあるのでしょう。
★脳の目覚めに必要な”ブドウ糖”
「朝ごはんを食べないと力が出ないよ」と言われたことがないでしょうか?
朝目覚めた時、私たちの脳や内臓は機能が低下しており、体温も低い状態にあります。
朝ごはんを摂ることで、血糖値や体温が上がって、脳や内臓の機能を高めて一日元気に活動する準備が整います。
私たちの体全体の司令塔の役割をする脳は、”ブドウ糖”をエネルギー源としています。
寝ている間も心臓を動かす、呼吸をするといった指令を脳は出し活動しています。
そのため朝の脳はエネルギー源となるブドウ糖が欠如した状態になっています。
この状態では、脳の本来の活動に支障をきたし、上手く機能することができません。
しかし、朝はなにかと忙しいものです。
疲れが溜まっていたり、前の日の帰宅が遅かったりすると、朝起きるので精いっぱい!ということもあります。
そんな時ほど、エネルギーを少しでも補給すると、すばやく目が覚めて活動モードに切りかわって、テキパキ行動できるようになります。
★朝ごはんに必要な栄養素とは
それでは朝ごはんでどんな栄養素を摂るべきなのでしょう。
①糖質
体全体の司令塔である脳の栄養になるのは”ブドウ糖”で、ブドウ糖を効率よく摂取できるのは、米やパン、麺類などに含まれる「糖質」です。
なかでも”米”はおススメです。
米は粒状なので、粉状の小麦を使うパンや麺類に比べて消化吸収に時間がかかります。
そのため、なだらかに血糖値を上げてくれ、腹持ちがいいのが特徴です。
腹持ちがいいということは、脳にエネルギー源であるブドウ糖をゆっくり長く、安定して補うことができるということですね。
朝に摂りたい栄養素として「たんぱく質」が上げられます。
たんぱく質は糖質と並んで人間の体にとって重要な三大栄養素のひとつです。
肉、魚、卵、大豆などに多く含まれています。
たんぱく質は朝の眠った体を目覚めさせ、体全体の細胞に栄養を届ける重要な働きをしてくれます。
③ビタミン
もうひとつ大切な栄養素は、野菜や果物に含まれる「ビタミン」です。
糖質やたんぱく質は単体で摂取しても、体の中で上手にエネルギーに変えることができません。
ビタミン、は糖質とたんぱく質をエネルギーに変える懸け橋的な活動をするんですね。
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旅行で民宿に泊まったりすると、朝ごはんに定食がでてくると思います。
白ごはん、みそ汁、焼き鮭、たくあん、豆腐、卵焼きと完ぺきなバランスで。
朝ごはんとして食べるものとしては最強です。
今日一日活動するために必要な栄養素がたっぷり含まれています。
白ごはんで糖質をしっかり補い、焼き鮭や卵焼き、豆腐からたんぱく質を。
そこに味噌汁をつけることで栄養素をバランスよく摂れるんです。
人間の筋肉や内臓、血液、皮膚や髪の毛などはタンパク質でできています。
中でも必須アミノ酸の9種類は体内で作ることができないため、食事から摂取する必要があります。
米には9種類の必須アミノ酸のうち8種類は含まれていますが、唯一「リジン」だけは含有量が少なく、味噌にはリジンが多く含まれているので朝ごはんに不可欠な食材と言ってもいいかもしれません。
味噌汁の中にビタミンを含む野菜を入れれば、最強の朝ごはんの完成です。
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バランスのいい朝ごはんで、しっかりエネルギーをチャージして元気に過ごしましょう!