1人で生きていくこと――大きな覚悟
1人で生きていくにはそれなりの覚悟が必要です。
風邪をひいたり、予期せぬ事故に巻き込まれて看病が必要な状態になった時に、特に痛感するでしょう。
大きな病気をした時など、介護してくれる人がいなくて大変な思いをすることになります。
万が一病気で働けなくなってしまった時のために、保険に加入することも必要ですね。
また、家事は全て自分でやらなければなりません。
掃除、洗濯、料理と。家事が苦手な人ならそれらを覚悟する必要があります。
結婚していれば、ある程度やってもらえるかもしれませんが、1人だとそういう訳にはいきません。
ある時ふと孤独を感じても、その孤独を埋めてくれる人はいません。近くに悩みを聞いてくれる親友がいれば助けてもらえるかもしれませんが、年齢がいくごとに周りの環境も変わって、自分で解消しなければならないことになる可能性が高くなるでしょう。
老後に1人で生活することは避けて通ることができません。
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しかし、1人で生きていくことはデメリットばかりでもなくメリットもあります。
結婚をすると、家庭のために時間を割かなければなりません。
家事・育児・習い事や、家庭サービスでせっかくの休日がなくなってしまうかもしれません。
しかし1人であれば、全ての時間を自分のことに費やすことができます。
また、家庭を養うには、ある程度のお金が必要です。子供の将来のために自分のやりたいことを我慢してでも貯金にまわさなければならないでしょう。
しかし、独身であれば自由に自分のために使うことができます。
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1人で生きていくと決めるには、そのきっかけがあると思います。
恋人が欲しいけれどその相手になかなか出会えなかったり、恋愛がうまくいかず過去にいい思い出がなかったり。
恋愛がうまくいかない期間が長くなると、ほとほと疲れ果て「次の恋愛こそは!」とはいかなくなってきます。
また、身近な存在である、親や兄弟がなくなった時もその時だと思われます。
頼りになる人がなくなると孤独を一層強く感じるでしょう。
頼る人がいなくなることで「もうだめだ」と悲観的になることも想像でき、自分1人で生きていかねばと強く思う時だとも言えます。
また、離婚もきっかけの一つであると言えます。
離婚は、精神的にも体力的にも想像以上に消費します。その直後にすぐ次の恋に走れる人は多くはありません。
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1人で生きていくことを覚悟し、生きていくことは間違っていることではありません。
自分の孤独を補える親友がいたり、寂しさを埋める趣味があれば1人で生きていくことも苦ではないかもしれません。
人生のどのタイミングでそのきっかけと出会うか、出会わないかは誰もわかりません。
ただその大きな決断をする際にこの記事が少しでも役に立てばと思います。
『孤独・寂しさ』とうまく付き合っていく覚悟ができた時が、明るい未来に向かって歩き出す時ではないかと思います。