世界が注目!抗インフルエンザ薬「アビガン」 新型コロナからの解放
新型コロナウイルスの治療薬の有力候補として注目されているのが「アビガン」という薬。
現在、国の承認を受けるため臨床試験が始まっています。
「アビガン」とは?
「アビガン」(一般名はファビピラビル)は日本で2014年3月に、新型または再興型インフルエンザウイルス感染症を効能・効果として承認されました。ただし、既存の抗インフルエンザ薬にはない作用メカニズムを有していることや、動物実験の結果から催奇形性のリスクが懸念されることなどから「既存の抗インフルエンザ薬に耐性を有し、かつ高病原性のインフルエンザ感染症の蔓延に備える医薬品」と位置付けられました。ゆえに、厚生労働省の要請がない限りは、製造などを行わないことなどの承認条件が課せられています。なお、日本以外では、承認されている国や地域はありません。
*催奇形性----妊娠中の女性が薬物を服用した時に胎児に奇形が起こる危険性のこと。
安倍首相も、3月28日の夜に行った新型コロナウイルス対策の記者会見で、「有効な治療薬やワクチンの開発を世界の英知を結集して加速していく」と発言しています。
国内で観察研究として使用されている4つの薬剤(アビガン、レムデシビル、カレトラ、オルベスコ)のうち、新型インフルエンザ治療薬のアビガンについて「ウイルスの増殖を防ぐ薬であり、すでに症状の改善に効果がでているとの報告もある」と強調していますね。
「アビガン」治験 見通し立つ
富士フイルム富山化学が、新型コロナウイルス感染症を対象にスタートさせた「アビガン」(抗インフルエンザ薬)の第3相臨床試験(企業治験)によると、投与に対して安全性が確認されているという報告もありました。
新型コロナウイルス感染症100例に対して高い効果を立証でき次第、第3相臨床試験を終えるとしています。おおよそ「6月末」と見通しが立っているようです。
新型コロナウイルスは、発熱症状が治まっても倦怠感がつきまとったり、味覚に異変があったりと、普通の感覚では新型コロナとは断定できにくい面もあります。
万が一、感染していた場合でも薬があるというだけで安心できると思います。
全世界に急速に広がっている新型コロナウイルス。
「アビガン」に対する期待も高く、世界各国から提供の要請も出ています。
新型コロナウイルス流行は世界の異常事態でもあります。
「アビガン」を一刻も早く承認していただきたいと思うことは、世界共通の想いではないでしょうか?
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