東京アラート発動中!解除はいつされるの?再要請も発令される?
引用:business-matome.com
東京都で6月2日夜に、都独自の警戒情報「東京アラート」が初めて発動されました。
新宿の都庁、東京湾のレインボーブリッジを赤くライトアップして、感染防止対策の継続を都民らに求めました。5月15日に緊急事態宣言が解除されたのを受けて、小池都知事が発したのです。
レインボーブリッジが赤一色にライトアップされると、なにか危険なニオイがしますよね。
そもそも「東京アラート」とは何なのでしょうか?
東京アラートとは?
アラート(alert)とは、英語で「警報」という意味で、パソコン用語としては、ユーザーが誤った操作をしようとしたときの警告や確認、注意を促すメッセージを指すものです。
「東京アラート」とは、文字通り東京都に警告するのです。
東京都が休業要請などを段階的に緩和していくにあたって、感染状況が再び悪化したと判断した場合に都民に警戒を呼びかける東京都独自の対策です。
では、感染者が増えれば赤くライトアップされるのでしょうか?感染者数は昨日のデータからなのでしょうか?
いまいち基準がわかりませんね。調べてみると発令基準は設けられています。
「東京アラート」発動条件は、「約1週間のモニタリング指標」に基づいて発せられます。
モニタリング指標とは?
出典:東京都
モニタリング指標には、項目に対して目安となる数値が定められており、上記3項目がこの数値を超えてくると緩和(東京アラート)、再要請(再自粛要請)が発令されます。
2020年6月2日は、項目の『(2)接触歴等接触歴等不明率』と『(3)週単位の陽性者増加比』が目安となる数値を超えています。
目安となる数値を2項目以上オーバーしたので東京アラートが発動されたのです。
出典:東京都
再要請の目安も超えているのでは?
6月2日のモニタリング指標では、再自粛要請も目安となる数値を超えていますが、再要請は発令されていません。不思議に思う方も多いと思いますが、直近1週間の平均数値で発動を判断することになっているからなのです。
東京アラートは、5月25日に政府によって緊急事態宣言がされ、大都市で多くの人が動き始めると、瞬く間に感染が再拡大するおそれを考え、早期に警戒情報を出すことで再拡大を防ぐのが狙いです。
そのため、一度出されたアラートの解除は数日間ではなく、3つの指標を下回るなど感染者数が低水準で安定することが必要になります。
発令も解除も、週単位で感染状況を見極め、専門家の意見も聞いたうえで決めるということです。
再要請となると、施設や店舗に再び大きな打撃を与えることになるので目安となる数値を超えた場合は、的確な判断をした上での発令となるでしょう。
生活に影響は?
「東京アラート」発令によって、都民の生活が再び制限されるのかというとそういうわけではありません。あくまでも都による警戒の呼びかけにとどまるということです。
人が集まる繁華街などでは、マスク着用はもちろん3密(密閉、密集、密接)の危険がある場所には近づかないといった対策を求めています。
終わりに
緊急事態宣言の解除によって映画館や学習塾、スポーツジム、商業施設などの営業が順次再開され、新型コロナの「第2波」が懸念される中、国民が求めるのは従来の暮らしではないでしょうか。
多くの人の強い意識によって第1波が終息されようとしています。
東京のシンボルでもある都庁やレインボーブリッジを利用した「東京アラート」。
少なからず都民の意識を変えてくれるのではないでしょうか?