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ウミタナゴってどんな魚??食べれるの?

STAY HOME週間ということでほとんどの方が自宅待機していると思いますが、
みなさんいかがお過ごしですか?

せっかく時間ができたのでPCの画像を整理しようとカチカチしていると先日釣りに行った時の画像があったので記事にしようと思います。

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🐡カサゴ


釣りにいくとよく釣れるのはアジやサバが多いですが、先日の釣りではアジもサバもまったく釣れない状況でした。
堤防やテトラポットが入り組んだ漁港に行ったのですが、初めて行く漁港ということもあって深さがいまいち掴めてませんでした。
とりあえず投げ釣り用の仕掛けで海にほり込みます。エサはアオイソメです。

ほり込んだ感触ではどうやらあまり深くないようですね。
着底までが早い。

しばらく待ちます。

...............

音沙汰なし。

周りの釣り人にもヒットしている人はいないようです。
それから更に待ってみましたが、食いつく様子もなかったので、もう一本の竿に穴釣りの仕掛けをつけて海へポイッ🎣

堤防の淵をゆっくりと移動しながら探っていると「ツンツンッ」と。

魚いますね。

しばらく待つと食いつきました。

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この子です。
釣れた時の画がなくて調理前の画になっています。すいません。

大きな目が特徴的なこの子はカサゴです。

カサゴといえば、鮮やかな赤色をしているイメージですが、このカサゴは黒いです。
調べてみると、浅い海で生まれて生活しているカサゴは色が黒っぽくなり、海の深い場所で生まれ生活しているカサゴは色が赤い個体になるということなのです。

カサゴの色は岩礁帯に溶け込む保護色であると考えられているようで、浅い海と深い海とでは太陽からの光の量が違うために退色に違いが多いようです。

他にも食べているものによっても色が変わるという見方があって、エビを好んで食べる個体は色が明るくなったり、虫エサや蟹を食べている個体は色が濃くなるというものもいるようです。

とりあえず一匹ゲット!しました。坊主は免れました😌

カサゴの流れでそのまま穴釣りを続行していると再びアタリが!

釣りあげたのは20㎝ほどの『フグ』です。
キミは「食べれないよ」とリリースしました。

フグは完全に画がありませんでした ⇊

🐡ウミタナゴ


今までの経験上、フグが釣れるとまたフグが釣れることが多いのであまり期待せずにステイしてると、「ツンツンッ」きました。

「おかえり」と巻き上げてみるとフグではありません。

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(注)画はすべて調理前のものしかありませんでした。

「色は鯛に似ているような....」「顔が鯛ではないな.....」「食べれるのかな......」

と考えていてもわからないので調べてみると、スズキ目ウミタナゴ科に分類されるウミタナゴという魚のようです。

淡水魚であるタナゴとは違ってスズキの仲間です。タナゴはコイの仲間で別の魚ではありますが、ウミタナゴの口元はコイの口元とよく似ていますよね。

浅い海を泳ぐ魚で、海藻がある程度ある岩礁地帯を好んで泳いでいるようです。

食べられることがわかったので、ウミタナゴをクーラーボックスに入れると釣りを続行しました。

投げ釣りの方は最初から最後までめっきりアタリがきません。穴釣りの方もアタリがなくなってしまったので、カサゴウミタナゴと共に帰宅することにしました🚗

🐡ウミタナゴの驚くべき生態


帰宅するとカサゴウミタナゴの調理に取り掛かりました。
ウロコをとって内臓を取り出そうと、ウミタナゴをまな板の上に置くとなんだか違和感がありました。

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よく見るとお腹から顔が出ています。
ウミタナゴのお腹を押すと稚魚が出てきました。

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どんどん出てきます。

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まだまだ出てきます。

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ちょっと出過ぎですよね😅
結局、計28匹も稚魚がお腹から出てきました。

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魚は卵を産むと思っていましたが、ウミタナゴ卵胎生で、稚魚の状態で出産するのが特徴のようです。卵胎生の魚はそんなに多くいません。
お腹のふくらみは卵だと勝手に思い込んでいたので、稚魚の顔が出てきたときはホラー映画を見ている気分でした😱😱😱

ウミタナゴの旬の時期(秋から冬)は脂が乗って、お刺身にしても美味しいようですが、産卵期を迎えるとお腹の稚魚に栄養が渡ってしまって味が落ちてしまうとのことで、5~6月が産卵期ということは.....
3月は味が落ちているときではありませんか!?(釣り日3月)

ということで、煮付けます。

🍲ウミタナゴの煮付け


まずはウロコを取り、内臓を取り出して水洗いします。

揚げ物にするときは、三枚おろしにした方が調理しやすいですが、今回は煮付けなので頭だけ切り落としました。
醤油、みりん、お酒、砂糖、水目分量で鍋に投入します。煮立ったタイミングで下処理をしたウミタナゴを入れます。押し蓋をしていい具合になったら完成です。

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稚魚とカサゴも一緒に煮てます。

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稚魚ウミタナゴカサゴ で盛り付け🍽

味は白身魚と食感は似ていて、脂が乗っていないとはいえクセもなく食べやすいと感じました。
気になる稚魚はというと、ちりめんじゃこを少し大きくした食感でクセのない白身魚、母魚と同じですね。

お酒と共に美味しくいただきました🍶😊

終わりに


早く自粛生活が終わらないかと思っている矢先、4日に緊急事態宣言が延長されました。
自由がないからこそ自由な時に気づかなかったことに気づくこともあります。
先の見えない緊急事態宣言が明けた時にやりたいことでも考えましょうか。

不自由な時間を楽しみましょう!!